2019年07月28日付

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目を覚ましてぼんやりと窓の外を望むと、青空にくっきりと映える中央アルプスの山並み。朝日に照らされみずみずしく輝く緑の山肌と強い日差しに、長く続いた梅雨空で忘れかけていた夏の訪れを実感した▼学校も夏休みに入り、夏の行楽も本格化しそうな気配。今年はお盆休みが9連休になる企業もあるとか。ようやく顔を出してきた夏の太陽に急かされ、計画を立てるため仕事の調整に追われている人もいるだろうか▼近年、都市部を中心に「ワーケーション」と呼ばれる働き方が注目されている。仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた造語で、インターネットを活用し、職場から離れた観光地などで休暇を兼ねて業務を行う働き方だ。働き方改革の一環で導入する企業がある一方、長期滞在を期待し受け皿づくりを進める自治体も増えている▼長野県と和歌山県が全国に取り組みを呼び掛ける中、駒ケ根市も推進事業に着手。先日モニタリングツアーを企画し、東京から招いた会社員らを案内した。農業体験の場面。里山に囲まれた畑で採れたてを調理してもらったアスパラガスのおいしさに、笑顔で会話が弾んだ▼地域活力維持に試行錯誤を重ねる自治体。ワーケーションは労務管理など定着には課題も多いと聞くが、ともあれふとした一コマに、都市部の企業や住民が癒やしを求める環境で生活していることの価値を改めて感じた。

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