八ケ岳硫黄岳への登山口 桜平に駐車場

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茅野市は八ケ岳の桜平登山口に駐車場を整備する。同登山口は、オーレン小屋経由で硫黄岳などを目指す人気ルートの起点。現状の民間駐車場では狭く路肩に駐車する登山者が多いため、市が駐車場を整備し、自然環境の保護と交通安全の確保、登山者の利便性向上を図る。市が管理する登山口の駐車場は5カ所目となり、9月中旬の供用開始を目指している。

桜平登山口は八ケ岳連峰の中央部に位置し、硫黄岳や天狗岳に近く、学校登山で利用する学校も多い。一帯の山林を所有する七ケ耕地財産区や市観光課によると、登山ブームもあって、週末の駐車台数は車止めのゲート付近で約100~120台に達することがあるという。

しかし、現在の駐車場の収容台数は10台分ほどしかないため、週末ごとに満車が常態化し、大半の車両が路上や路肩に駐車する状況が続いていた。車両が交通の妨げになってすれ違いに時間が掛かり、救急患者の搬送に困ったことなどもあったという。

新しい駐車場は、保安林指定区域外の標高1850メートルに整備される。七カ耕地財産区から用地(面積約4500平方メートル)の無償貸与を受け、市が約150台の駐車場を建設。7月から着工し、シャクナゲやカラマツを伐採、抜根して整地し、砂利を敷く計画だ。工事費は2200万円で、市が全額を負担する。平成(茅野市)が施工する。

同財産区は「駐車場ができることで登山者の利便性が高まる。八ケ岳の自然を楽しんでもらえたら」と話す。市観光課は「駐車場の整備は自然保護が一番だが、八ケ岳のイメージアップや誘客促進にもつながれば」と期待する。

南北八ケ岳保護管理運営協議会の「登山口アクセスガイド」によれば、茅野市内には現在、八ケ岳登山口の駐車場が9カ所(約1000台分)ある。うち市の管理は蓼科山、麦草峠、奥蓼科・渋ノ湯、唐沢鉱泉(天狗岳)の4カ所(約110台分)。同課は「桜平が完成すれば民間を含む市内全ての駐車場の整備が完了する」としている。

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