原田さん、さださん友情展 諏訪市の美術館

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諏訪市原田泰治美術館で始まった企画展「原田泰治×さだまさし 二人の友情展」

諏訪市在住の画家原田泰治さんの素朴画と、シンガーソングライターのさだまさしさんの楽曲による詩画集の原画展「二人の友情展」と、併せて原田さんがグラフィックデザイナーとしての足跡も語る企画展「原田泰治デザインの世界」が7日、諏訪市原田泰治美術館(同市渋崎)で始まった。友情展は2人の大親友のつながりから生まれ、古き良き日本の風景を描き続ける原田さんの作品49点と、情緒あふれる詞曲が支持されるさださんの49曲を組み合わせて展示。デザイン展では、自治体や企業のロゴマーク96点を紹介。両展とも同館が温めてきた初めての企画で来年1月13日まで開く。

2人の出会いは40年ほど前、原田さんの絵本「さだおばさん」を、さださんが都内の書店で手に取ったことだった。以来、徐々に親交を深め、原田さんの絵からさださんが作詞作曲、また、さださんの曲から原田さんが描くことが始まった。

詩画集は「こすもすの詩」「やまざくらの詩」「れんげそうの詩」の3冊に及ぶ。ハワイマウイ島で生まれた「ジャカランダの丘」は、楽曲を知った原田さんも現地に行き、大作に仕上げた。2人一緒に訪ねた地も多く、「古都薬師寺東塔を描きたい」という原田さんの願いに、さださんが車椅子を押し、肩を貸した。中越地震被災前に取材した新潟県の旧山古志村には、地震後再び出向いて急きょコンサート、講演会を開いた。いずれの作品も2人の友情が凝縮されているという。

一方、「デザインの世界」は上諏訪病院、諏訪信用金庫、長野日報題字など病院や銀行、電車の車両など諏訪地方で手掛けた作品を中心に紹介。市内の来館者は「身近なところにこんなにたくさんあった。楽しい気分になる」と話していた。

開会式で金子ゆかり諏訪市長は、「原田さんのもう一つの才能を知ってもらう機会となった」とあいさつ。原田さんは、さださんとの付き合いについて「気づきが似ていて互いに学び合っている。こうした企画展ができてうれしく思う」と話した。

問い合わせは同館(電話0266・54・1881)へ。

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