農場へ豚コレラ侵入防止 県が対策公表

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県は9日、県内で豚コレラに感染した野生イノシシが相次いで発見されている問題を受け、当面の対策をまとめて公表した。養豚農場へ豚コレラを侵入させないことを基本方針とし、野生イノシシ用の経口ワクチン散布、養豚農場への野生鳥獣の侵入防止柵設置などに取り組んでいく。特に緊急対応が必要な対策は専決処分で予算措置していく。

専決処分で予算措置する対策のうち、侵入防止用の防護柵設置と車両消毒装置の設置については農家の負担が生じないよう、国の支援と合わせて市町村と共同で補助できるよう取り組むとした。消毒用資材の購入、ネズミなどの小型野生生物による感染を防ぐための専門家の指導も支援する。県内すべての養豚農家を対象とする。

県民への周知、国への要望なども対策に盛り込んだ。阿部守一知事は9日の会見で、「農家の不安や懸念は言葉で言い表せないほど強い。思いを共有してこの難局を乗り切っていきたい。来週早々には予算額を確定し取り組めるようにしたい」と述べた。

さらに、入山者による豚コレラの拡散を防ぐため、感染したイノシシが発生した山林で狩猟禁止区域を設定する考えも示した。猟友会にはイノシシ捕獲への協力を求める一方、「県外から来る方が、豚コレラに感染したイノシシが出る可能性があるエリアにむやみに入られては困る」とした。

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