「堺屋太一著作集」を諏訪市に寄贈 有志5人

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諏訪市に寄贈した「堺屋太一著作集―全18巻」と関係者

2002年から諏訪市美術館で開かれた、現代を代表する洋画家10人の個展「世界展」の企画・運営に携わった山田勝文・元芸術文化ルネッサンス市民の会会長ら5人は23日、経済企画庁長官などを歴任した作家の故堺屋太一さんの著作集全18巻を、諏訪市に寄贈した。予測小説、歴史小説、評論などを収録。「全集は日本の在り方や、未来を切り開く上で有意義な指針になると思う。ぜひ多くの人に読んでもらいたい」と、金子ゆかり市長に手渡した。

寄贈者は元ルネッサンス市民の会の山田会長、小松郁俊副会長、細野祐実行委員、佐久秀幸実行委員、河西滋子実行委員長。

堺屋さんと諏訪市は、産経新聞社からNHK諏訪報道室に勤務していた故増井誠さんを介して縁ができ、「世界展」の企画が持ち上がった。有志が運営団体の芸術文化ルネッサンス市民の会を立ち上げ、初回は堺屋さんの夫人で洋画家の池口史子さん=日本芸術院会員=の作品を紹介。以来、堺屋さん、池口さん夫妻は、画家の推薦など同展の原動力としてけん引。この間、堺屋さんは講演会を開くなどより多くの諏訪人と触れ合った。

全集は、16年までに出版した108作の中から「将来にわたっても価値の高いと思う」(堺屋さん)という、予測小説「油断!」「団塊の世代」、歴史小説「巨いなる企て」など18作。

寄贈式で山田会長が寄贈に至る経過を説明。金子市長は、「多彩に活躍された堺屋先生が市の文化向上に尽力され、形として残していただいた。市民の多くの皆さんに触れてもらい、これからの学習に役立てたい」と感謝した。市では準備ができ次第、図書館で開架、一般に貸し出す。

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