縄で建物を縛ろう 下諏訪で松本さんらアート

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青色の布縄で店舗を縛った「家縛りプロジェクト」の仕上げ

縄で建物を縛る現代アート「家縛りプロジェクト」の制作作業が24日、下諏訪町御田町の古道具店「ninjinsan」(小口泰史店主)であった。現代美術家の松本春崇さん(61)=千葉県市川市=が制作した青色の布縄で店舗を包んだ。

プロジェクトは2010年から関東地方を中心に展開している。住宅やビルなどを縄で縛り、制作過程や完成時の様子を記録に収めている。今回が49作目。

同店の「家縛り」は松本さんや小口店主(43)、家族、知人ら約20人が参加して行った。松本さんが質感や濃淡が異なる4種類の青布で制作した約120メートルの縄を参加者が協力して店に取り付け、店の入り口近くに結び目を作った。色は小口店主が「インスピレーションで選んだ」といい、固定する針金はピンク色にした。完成後、小口店主は「見事に縛られてますね。面白い。集まってくれた皆さんのおかげで完成させることができた」と喜んでいた。同店を縛った「作品」は9月7日まで見られる。

松本さんは諏訪大社に奉納されているしめ縄、御柱祭で氏子が大木を曳くために不可欠な綱、縄文時代に栄えた歴史などから諏訪地方を「縄の聖地」と位置付けており、10月にかけてさまざまな場所で「家縛り」や関連イベントを企画。25日は同町湯田町のカフェ「タロウ珈琲弐号店」で午後1時30分から実施し、終了後は同店でトークショーを開催。26日は国宝土偶「仮面の女神」が出土した中ツ原縄文公園(茅野市湖東)で午後1時から行う。31日には午後2時から茅野市民館でシンポジウムを開催。10月には諏訪清陵高校(諏訪市)を「縛る」プロジェクトも計画している。

松本さんは「縄の聖地で行うプロジェクトは晴天の下、多くの人の協力のおかげで幸先の良いスタートとなった」と今後に期待を寄せた。制作作業への参加希望者は直接会場へ。

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