ウクライナ国際彫刻シンポ 八木さんが参加

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ウクライナで制作予定の作品と同じシリーズの階段のある彫刻と、作者の八木さん=原村のアトリエ

原村の石彫家、八木ヨシオさん(74)は、ウクライナの都市カニウで開催される「カニウ国際彫刻シンポジウム」(9月2~28日)に招待作家として参加する。今回は八木さんを含め、ウクライナやフランス、ドイツ、カナダから計6人の彫刻家が参加する。1カ月間、カニウに滞在し、制作場所を共有しながらそれぞれの石彫作品を彫り上げる。

国際彫刻シンポジウムは、一定期間、世界各国の芸術家が寝食を共にし、コミュニケーションを取りながら公開制作を行い、完成作品をその場で展示し、その後は購入者に引き取られる-という形態で行われる芸術運動。60年前にオーストリアで始まり、その後、世界各地に広まった。

今回のシンポジウムは芸術家の支援団体が主催し、ここ数年、同地で開催されているという。八木さんは昨年参加した知人の日本人彫刻家の紹介で今回の参加が決まった。

八木さんは東京都出身で、2000年代初頭から本格的に原村に移住し、工房で制作を続けている。これまでにも10カ国、20回ほど同様のシンポジウムに参加してきた。今回は縦2.5メートル、横1メートル、奥行き80センチの御影石を素材に、「Step to the sky(空への階段)」シリーズの2作目に挑む。

「シンポジウムに参加すると他の作家から刺激を受け、モチベーションが高まり、普段より力が出る。普段はなかなかできない大きな作品に取り組むことができる」と、シンポジウムの魅力を語る八木さん。今回の作品について「見る人があたかも岩の階段を上っているかのような疑似体験をしてもらえたら。目で参加する作品にしたい」と話している。

日本を31日に出発し、10月1日に帰国予定。現地での制作の様子は八木さんの公式ホームページで随時、公開するという。

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