住民交流で地域探る 大学生が成果発表

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地域の魅力再発見や介護予防に役立ててほしいと作製した散策マップ「あるいちゃお!マップ」を紹介する学生たち

創価大学(東京)など都内や岐阜県の4大学の学生25人が25~29日、諏訪地域で住民と交流しながら学ぶ「スタディーツアー」を初めて行い、最終日の29日、諏訪市駅前交流テラスすわっチャオで成果を発表した。地方を訪れて観光名所を巡るツアーではなく、住民と交わって地域活性化や歴史、文化を学ぶ狙い。学生は「人同士が真摯な姿勢で向き合っていると感じた」などと感想を話した。

創価大の西川ハンナ准教授=諏訪市出身=が中心となって「歴史や文化がある諏訪で働き方や生き方を見詰める機会にもしよう」と計画し、創価大、東京薬科大、東京未来大、岐阜薬科大の学生が参加した。「商店街の再生に挑む」「持続可能な地球を考える」「地域の企業を若者の力で応援する」など5テーマごと班に分かれて地域に飛び込んだ。

「地域の企業を若者の力で応援する」がテーマの班は岡谷蚕糸博物館などで学んだ。成果発表では、製糸の魅力をSNS(交流サイト)で世界に発信して外国人を呼び込むことで「地域の産業に勇気を与えるのでは」と述べた。古材や建具の再利用を提案するリビルディングセンタージャパン(諏訪市)で作業にも携わった別の班の学生は、働く姿勢に感銘を受けたとし、「古材だけでなく人の思いや物語も残していると感じた」とした。

「商店街の再生に挑む」をテーマにした7人グループは、商店街の活性化に介護予防の取り組みを組み合わせたまち歩きを提案した。諏訪市総合福祉センターを始点、諏訪湖畔の足湯を終点とする散策マップ「あるいちゃお!マップ」を披露。JR上諏訪駅周辺の「看板建築」などを紹介し、「昔の姿で残っていることに価値がある。魅力を知り、残していく必要がある」とした。「終点までちょうど5000歩です」とウオーキングの目安になるコースだとアピールした。

商店街の再生をテーマにしたグループのメンバーで、ともに創価大3年の馬渡正代さん(20)と入口明美さん(21)は「素通りしそうな地域の歴史を 住民の人から教わることができて楽しかった」と話した。西川准教授は「学生が生き方や働き方を学ぶとともに、諏訪の人にも元気になってもらう機会になれば」と話し、来年度も継続する考えを示した。

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