茅野市が排水ポンプ車を導入

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茅野市が導入した排水ポンプ車の配備式。市理事者らが市営プールの水が勢い良く排水される様子を確認した

茅野市は5日、水害に備えて導入した排水ポンプ車の配備式を、同市玉川の市運動公園市営プールで開いた。プールの水をポンプで排水する様子を市職員や市議会議員ら約40人が見学し、高い機動性と排水能力を確認。市民の安全安心につながる体制の強化を祝い、防災意識を新たにした。

全国で局地的な集中豪雨が増え、同市でも2017年、18年と2年連続で浸水被害が発生した教訓を踏まえて配備した。市によると、諏訪地方の排水ポンプ車は県諏訪建設事務所に1台あるだけで、市町村の導入は茅野市が初めて。リース会社から借り受ける形で、リース代は9月から5年で約4900万円。

ポンプ車はクボタ社製で全長7.78メートル。発電機と操作制御盤、4基の水中ポンプ(1基当たり重さ37キロ)を搭載している。浸水部に手動でポンプを配置し、直径20センチのホースを通して河川などに排水する仕組みで、ポンプの動力は発電機から供給する。4基を合わせた排水量は毎分30トン。

配備式ではプール脇の道路に車両を停車し、浸水部に見立てた50メートルプールでポンプ4基を作動させ、約20メートル先の流水プールに勢い良く排水した。メーカーの担当者は、50メートルプールだと約40分、25メートルプールだと約10分で「空にできる」と話していた。

今井敦市長は「台風シーズンを前に導入できてうれしく思う。排水ポンプ車を上手に活用して市民の安全安心を守っていきたい。また、茅野市民のみならず諏訪圏域全体に寄与してくれると思う」と述べた。近隣市町村の災害復旧支援をはじめ、イベントなどでの電源供給への活用も検討する考えだ。

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