こて絵は原村の財産 景観計画策定委村内視察

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原村内の景観や文化財を視察した景観計画策定委員ら=菖蒲沢

原村が2020年度中の策定を目指す「原村景観計画」の第2回策定委員会が10日開かれ、委員ら約15人が村内をバスで巡った。村内の農村地帯やペンションビレッジ、文化財、重点路線などを視察し、課題や感想などを出し合った。

役場を出発し、柏木農村公園や工業団地、八ケ岳ズームライン、八ケ岳エコーラインを経て、八ケ岳自然文化園、御柱街道など村内一円を巡回。「保健休養地」のペンションや「特別規制地域」のエコーライン沿いなどエリアごとの特徴を踏まえながら現状を確認した。

菖蒲沢ではバスを下車し、民家の土蔵に施された「こて絵」を見学。村文化財係職員が案内し、「村には1500点ものこて絵が残る。諏訪地方でもこれほどこて絵が残る地域はない」と解説した。「個人の持ち物なので維持管理にお金がかかる。全ては無理でもポイントを絞って残していけたら」と課題も挙げた。

視察後は役場で意見交換会が開かれた。「個人の土地の荒廃地や倒木などを誰がどうやって管理するかは難しい問題」「普段見ている風景だが、バスで巡ると観光客目線になり、違って見えた」などの意見が出た。公募枠の委員の井上紀生さん(66)は「村に40年住んでいるが、こんなにこて絵があるとは知らなかった。村の財産だと思う」と話していた。

今後は10月に原中学校の授業と連携するほか、11月には一般向けワークショップを予定。住民アンケート結果などを踏まえ、今年度中に景観計画の骨子をまとめる。

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