富士見中10周年で「富士見に生きて」大型額

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富士見中学校の全校生徒が携わって行われている「富士見に生きて」の文字を刻んだ大型額の製作

富士見町富士見中学校で、11月30日に開く開校10周年記念式典に向けた準備が行われている。記念事業として、戦後の一時期を同町で過ごした詩人、尾崎喜八(1892~1974年)がつづった詩「富士見に生きて」の自筆の題字を、全校生徒366人がヒノキ板に彫り、裏側に全生徒の名前を記した大型額を製作し体育館に掲げる。

同校は富士見高原中と南中が統合し2010年に開校。「富士見に生きて」の大型額の製作は生徒たちに郷土を愛する心を育んでほしいと計画した。

大型額は横約3・5メートル、縦約80センチ、厚さ8センチの大きさ。製作には「富士見に生きて」の詩碑の拓本を活用。詩碑は1980年に富士見高原中の敷地に建てられ、高原中の全面改築に伴って町コミュニティ・プラザ敷地に移築された。富士見中に掲示されている拓本の題字部分の一文字の大きさを縦約50センチ、横約30センチに拡大。全校生徒が携わって、文字部分を彫刻刀で彫る作業を夏休み後から始め、13日に終了した。古里への思いを込めて一彫り一彫り丁寧に彫刻刀を動かした。

今後、喜八の落款を記すほか、深緑色の塗料で文字部分を彩色。裏面への全校生徒の記名や、ヒノキ板全体にニスを塗る作業などを行う。開校10周年記念合唱祭に併せた記念式典で除幕式を行う。

3年生の吉岡奈々美さん(14)は「材質が軟らかくて楽に彫れた。製作を通して古里を改めて意識することができたし中学校でのいい思い出ができた」と話していた。

大型額の製作費は約94万円。このうち50万円は県森林づくり県民税を活用した木工体験活動支援事業として補助を受けた。

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