イノシシ豚コレラ拡大防止へ ワクチンベルト

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経口ワクチン散布に向けて国と県が設定したワクチンベルト

県は17日、塩尻市の県畜産試験場で発生した豚コレラの防疫作業が16日までに終了したことを受けて、県特定家畜伝染病防疫対策本部会議(本部長・阿部守一知事)を県庁で開いた。以前からの計画通り、野生イノシシ用の経口ワクチン3万6000個を県内を縦断するように山林1800カ所で散布し、主に県の東側への豚コレラ拡大を防ぐための「ワクチンベルト」を敷くなど、今後の対応を確認した。

畜産試験場では14日の感染確認以来、県職員と建設業協会の関係者ら延べ325人が作業に当たり、豚349頭の殺処分して敷地内に埋却した。県は農林水産省と連携して感染ルートの解明を進める。

畜産試験場周辺には関係車両を対象とした消毒ポイントを4カ所設け、半径3キロ圏内の3カ所は10月14日まで、半径10キロ圏内のほか1カ所は同3日まで消毒を続ける。

野生イノシシ用の経口ワクチン散布は7月から続けているが、9月下旬からは国が検討していた「ワクチンベルト」の考え方で大規模に実施する。県内5カ所の「ベルト」のうち、諏訪地域には美ケ原聖山ベルトの一部と入笠山富士見ベルト、上伊那地域から飯田下伊那地域には竜西中央道ベルトが設定された。ほかに小谷白馬ベルト、北アルプス山麓ベルトを設ける。

阿部知事は「野生イノシシの感染が出ている地域かどうかを問わず危機感をもって取り組んでほしい」と県職員に訓示した。

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