悩みやストレスの対処考える授業 諏訪市教委

LINEで送る
Pocket

悩みやストレスへの対処法を説明する保健師=上諏訪中学校

諏訪市教育委員会は18日、中学生が抱える悩みやストレスなどへの対処法を考える授業を初めて、同市上諏訪中学校1年2部を対象に行った。市の保健師や市内小中学校の教員ら約30人が見学。市教委は一定の手応えを感じており、来年度は市内の全中学校で行う予定だ。

県によると、2012~16年度の10~30代の死因はいずれも自殺が最多。未成年者の自殺死亡率も全国と比較して高いことから、県教育委員会は未成年者の自殺対策として同授業の導入を推進している。

市教委は自殺の未然防止につなげようと、昨年1月10日に子どもの悩みやストレスの緩和に向けた県教委主催の研修を受け、市内の中学校での授業化を目指してきた。

授業では、市の保健師と同校の教員計3人が対処法を説明した。保健師の小口直子さんはレスト(睡眠)、リラックス(精神的な緊張の緩和)、レクリエーション(好きなことをする)の英語の頭文字を取り、「『3R』が有効だ」と解説。「3Rを試してもストレスが大きくなってしまう時には、抱え込まずに周りの大人に話してほしい。保健師もみんなの話を聞く準備ができているので気軽に電話で相談してほしい」と呼び掛けた。藤原興河さん(12)は「ストレスはみんなが抱えていると分かった。保健師さんは何でも話せる身近な存在だと感じた」と話した。

県が17年度に実施した調査では中学生の約8割が悩みを抱え、このうち約20%が悩みを人に打ち明けられないという。市教委は相談機関の役割について小中学生に啓発していく方針だ。

おすすめ情報

PAGE TOP