入野谷在来種ソバ販売 11月22日から

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入野谷在来種のソバの出荷販売を発表した伊那そば振興会の臨時総会

伊那市の「信州そば発祥の地伊那そば振興会」は7日、今秋収穫した入野谷在来種のソバを11月22日から、出荷・販売することを発表した。提供できる店など詳細は今後検討していくが、地元のそば店になる見通しだ。入野谷そば振興会や信州大学と共同で取り組んでいる「入野谷在来種復活夢プロジェクト」は4年目にして夢が一つ実現する。

伊那商工会館で開いた臨時総会で飯島進会長が発表した。今季は出荷用ほ場を同市長谷の柏木に確保し、本格的な栽培を行った。今月5日に収穫し、現在乾燥調整中だが、出荷できる量の玄ソバが確保できる見通しとなった。飯島会長は「数量的なことははっきりしていないが、売り出しに入りたい」と述べた。

入野谷在来種のソバは信大農学部の井上直人特任教授が行った成分分析で、香りと食味に優れていることが判明しており、今年3月に関係者を集めた試食会でも評価が高かった。

貴重な玄ソバのため、伊那そば振興会では取扱店について、伊那そば振興会に加盟し、高遠そば組合にも加盟している自家製粉が可能なそば店とする方向で検討中。「細部はこれからだが、11月22日の解禁日までには決めていきたい」と説明した。

県野菜花き試験場(塩尻市)で見つかったソバの在来種「高遠入野谷『浦』」の種はわずか20グラム。再興を夢見るメンバーは交雑を防ぐ環境が整った同市長谷浦のほ場で原々種を育成し、種を増やしてきた。飯島会長は「小さな粒に大きな夢をかけている。玄ソバで店に出すということは、他に流出することを防がなければならない。そういう問題への対応も今検討している」と話した。

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