高校定時通信制生活体験発表 加藤さん全国へ

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県大会で最優秀賞を受賞し、賞状と賞杯を前に笑顔を見せる加藤さん

定時制や通信制の生徒が学校生活を通して感じたことを発表する第48回県高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会(県高等学校定時制通信制教育振興会など主催)で諏訪実業高校(諏訪市)定時制2年生の加藤英樹さん(30)=同市湖南田辺=が最優秀賞を受賞した。17日に東京で開かれる全国大会に出場する。同校生徒が全国へ進むのは3年ぶり。加藤さんは「一人でも多くの人の心に響かせたい」と意気込んでいる。

中学1年で不登校となり、15歳から仕事を始めた加藤さん。現在の職場では責任者を務めるが、最終学歴が中学校というコンプレックスを常に抱えていた。同じく高校に通っていない友人に通信制高校に入学すると言われたのを機に、定時制高校に入学。クラスメートに囲まれる中、すべての授業で学ぶ楽しさを実感し、コンプレックスは向上心があるからこそ抱えていたことに気付いたという。こうした経験を「そうして僕は」と題し、豊富な読書量で培った文章力を生かしてまとめた。

県大会へは同校定時制の生徒全員が参加する校内発表会と南信地区大会を経て選抜された。県大会は台風19号の影響で中止となったが、書類審査で県内各地の代表者10人から唯一の全国大会への出場が決まった。全国では7分以内に発表し、論旨の一貫性や発表態度などが審査される。

定時制の牧内千明教頭は「細部の文章の表現が素晴らしい」と太鼓判。加藤さんは「(県大会の最優秀賞に)『やった!』と声を出して喜んだ」と話し、「卒業後は大学に通いたい気持ちもある」と夢を膨らませている。

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