岩波昭彦さん日本画「光冠」 院展奨励賞を受賞

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茅野市出身で日本美術院特待の日本画家・岩波昭彦さん(53)=千葉県佐倉市=は、再興第104回日本美術院展覧会(秋の院展)に出品した日本画「光冠」で奨励賞を受賞した。同院展の受賞は2012年に次いで2回目。受賞作品は来年6月まで、全国の主要都市美術館など12カ所で巡回している。

「光冠」は縦175センチ、横215センチ。来年のオリンピックを前に日々躍動感を増す、東京の聖路加ガーデンの高層ビルから写生した。手前に墨田川を挟み、台場や羽田空港を望む。「大都市東京の悠久の歴史に思いをはせると共に、大都会の裏側にある郷愁とまぶしい日差しに希望を感じ、この光景をぜひ絵にしたいと思った」という。

岩波さんは1989年春の院展に初出品初入選。以来入選を重ね、15年春の院展でも奨励賞を受賞。作品は外務省などに収蔵され、14年には諏訪大社に「平成・諏訪大社三題」を奉納している。

日本芸術院会員、日本美術院代表理事の那波多目功一さんは、岩波さんの個展に際し「絵画表現は緻密にして繊細で、独特な静かな世界を創り出している。今や院展の中でも注目される作家の一人」と寄せた。

受賞作品に対し、「光を描く難しさを痛感した」とし、「受賞は30年の制作過程でいただき、指導者や周囲の人たちのおかげ。素直にうれしく思い、半面これからの激励も感じている。初心に戻り今後も制作活動を地道に展開していきたい」と話している。

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