縄文精神から美しい村づくり 原村で講演会

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縄文文化から「美しい村づくり」のヒントを学んだ講演会。縄文土器太鼓の演奏もあった

原村と村美しい村づくり推進委員会は11月30日、講演会「縄文の大地からのメッセージ~原村の最も特色のある縄文文化を活かした村づくりを」を村中央公民館で開いた。約60人が参加。原村や八ケ岳西南麓の縄文文化の特徴を学び、縄文の精神から「美しい村づくり」のヒントを探った。

原村は、NPO法人「日本で最も美しい村」連合に2015年に加盟。農村の風景や環境、文化などの地域資源を守り、生かしながら「美しい村としての自立を目指す」運動を行っている。講演会は昨年、原村を含む長野・山梨両県の14市町村の文化財で構成する「星降る中部高地の縄文世界」が国の「日本遺産」に認定されたことを記念して企画した。

講師は、元岡谷市の博物館学芸員で、明治大学研究・知財戦略機構研究推進員の会田進さん(72)=払沢=が務めた。会田さんは最初に「批判もあるが私は縄文ユートピア論を信じる。美しい村づくりの参考にするならユートピアでなくては」と強調した。

村内の前尾根遺跡から出土した”おちょぼ口”が印象的な「顔面装飾付釣手土器」をスライドに示し、「縄文時代の原村の繁栄の象徴」と造形力を絶賛。縄文土器の文様には宇宙観や物語性があるとし「これは土偶よりもはるかにすごいこと」と指摘した。

美しい村づくりに縄文をどう生かすかについては、「縄文人の生活を体感する祭りを通して縄文の精神を学んだらどうか」と提案。講演会の最後には、会田さんが会長を務める「八ケ岳jomon楽会」よる縄文土器太鼓の演奏が会場を沸かせた。

後半の意見交換会では「子どもに縄文をもっと伝えたい」「縄文時代のように広葉樹を増やしたい」「阿久遺跡を史跡公園にするメリット、デメリットは」などの意見や質問が出た。

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