参院選県区 杉尾氏が初当選

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参院選県区は改選1議席を3氏が争い、開票の結果、民進党新人の杉尾秀哉氏(58)が54万票余獲得し初当選を果たした。再選を目指した自民党現職の若林健太氏(52)は追い上げたが及ばなかった。政治団体・幸福実現党新人の及川幸久氏(56)は浸透しなかった。

1998年から自民と旧民主で2議席を分け合ってきた「無風」「指定席」と呼ばれた県区が公職選挙法改正で一転、1議席になって初めての選挙戦。事実上、杉尾氏と若林氏の一騎打ちとなった。

杉尾氏は安全保障関連法廃止などを目指して与党の一強体制に対抗するためとして共産、社民両党の推薦も受け異例の野党統一候補として出馬。安保法廃止を訴える市民団体の集まり「信州市民連合」や連合長野も後押しした。

選挙戦では3野党と市民団体合同の街頭演説を開くなどして反与党勢力の受け皿となるべく連携の姿勢を強調。地元出身者でないことの弱みはあったものの、元テレビキャスターの知名度を強みとし、豊富な報道経験を政治に生かすとアピール。公示前から県内77市町村すべてを巡って住民と対話を重ねた。

若林氏はアベノミクスや地方創生など安倍政権の政策の前進を訴えた。公明党との連携を強化し、公示前の5月中に公明との合同総決起大会を5カ所で開催。参院選の勝敗は「衆院選の結果に直結する」(下村博文総裁特別補佐)と危機感を募らせた党本部からは公示前後から、安倍晋三首相、谷垣禎一幹事長、稲田朋美政調会長、小泉進次郎衆院議員ら有力者が続々と長野入りして、てこ入れを図った。

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