2019年12月31日付

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今年も残すところ1日。平成が終わり、令和が始まった2019年。いろいろな出来事がありました。皆さんにとって、どんな年だったでしょう▼近年、毎年のように猛威を振るう自然災害。秋には台風が各地に甚大な被害をもたらし、中でも19号は県内に大きな爪痕を残した。今年が始まった当初、千曲川が氾濫して長野市のかなりの部分が水に漬かろうとは誰が想像しただろう▼凶悪極まる事件、悲惨な事故も相次いだ。36人が犠牲となった京都アニメーションの放火殺人をはじめ、身勝手と思われる動機であまりにも簡単に人の命を奪ってしまう事件の多さにがくぜんとさせられる。虐待や交通事故など、子どもたちの受難にも心が痛んだ▼いろいろなことがあり過ぎ、この一年も瞬く間に過ぎ去ったかのようである。ちまたには多種多様な媒体を通じて情報があふれ、いつも何かにせき立てられている感が否めないのは自分だけだろうか。日々の生活や仕事に追われ、季節感を味わうという心のゆとりがますます乏しくなっている▼毎年12月初めの本紙に登場していただいているザザムシ漁の菅沼重眞さん=駒ケ根市。天竜川の伝統漁を守りながら「とるのがまた楽しいんだよ」(11年12月の本紙「古里を守ろう」)と語っている。慌ただしい中でも令和2年は季節感を忘れることなく、菅沼さんのような心境でどこかに余裕を持った年にしたいものだ。

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