2016年07月14日付

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高校球児の夏真っ盛り。第98回全国高校野球選手権長野大会が始まり、甲子園出場を懸けた文字通りの熱戦が続いている▼取材で球場を訪れると、試合に臨むチームの選手ばかりでなく、駐車場誘導や球場整備などで大会運営を支える各校の部員たちが「おはようございます」「こんにちは」と帽子を取ってあいさつしてくれる。実にすがすがしい▼取材はなかなか忙しい。スコアブックに記入しながら写真を撮り、この試合はどんな展開なのか頭の中で構築しなくちゃいけない。ちょっと気を取られていると、局面が大きく動いて何が起きたのか見逃してしまう。決定的な撮影場面なのにカメラの調子が思わしくなくなったり、ピントが合っていなかったりすることもままある。非常に焦る▼試合後、選手にインタビューするときは少々複雑な心境だ。勝利チームの選手はほとんどが笑顔を浮かべ、舌も滑らかに答えてくれる。その一方で、敗れた側は肩を落とし、時には目を真っ赤にしながらも懸命に応じてくれる▼勝者が輝いているのは、敗れ去った無数の思いや汗が後ろにあるからこそ。だから、負けても胸を張ってほしい。野球に限らず、何かに打ち込んだ経験は人生の糧になるはず。もし本番でミスをしたとしても、日ごろの練習にもっと身を入れておけばと後悔することになったとしても、その悔しさは歩んでいく道の中でバネとなるに違いない。

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