2020年1月22日付

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吉本興業の「長野県住みます芸人」の2代目に就任した大阪市出身の「ゆでたかの」(本名・高野康平)さんが昨年11月に長野市に転居して以来、長野の良いところとして印象に残っていることの一つに「散髪屋さんの距離感」があるという▼「大阪の散髪屋はぐいぐい来るのであまり行きたくなかった」が長野県の散髪屋は「ちょうどいい距離感を保ってくれる」と就任会見で話してくれた。県外で散髪をした経験があまりないので実感はないが、そういうものなのだろうか▼初代「長野県住みます芸人」のコンビ「こてつ」の一人、北村智さんも「一回受け入れてくれたらすごい温かい県」だが、「大阪感を出してぐいぐい行ってしまうと引いてしまう」と2代目にアドバイスしていた。他県の人からは、人間同士の距離感の取り方に信州の県民気質が表れて見えるらしい▼ゆでたかのさんは、塾講師をしていた経験を生かして、主に小中学生を対象に学校の授業の補習を支援する「ゆで子屋」を来月から開く予定だそうだ▼子どもには親や教師などいつもそばにいる大人のほかに、気軽に悩み事を相談できる、ちょっと距離感のある大人も必要だ。保健室の養護の先生、図書館の司書の先生、親戚のおじさん、それに散髪屋さんなどのほうが話しやすいこともあるだろう。「ゆで子屋」が子どもたちにとって「ちょうどいい距離感」の場所になってほしい。

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