冷え込み期待「凍り豆腐」作り 茅野市湖東

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西の稜線があかね色に染まる中で行われた凍り豆腐作り

諏訪地方の冬の厳しい寒さ「凍み(しみ)」を利用した産業が暖冬の影響を受ける中、茅野市湖東大石の小林豆腐工房(小林哲郎代表)で21日夕、翌朝の放射冷却を見越した「凍り豆腐(凍み豆腐)」の干し作業が行われた。太陽が沈み始めた午後4時半ごろから、事前に作っておいた切り餅のような豆腐が屋外の干し台に並べられた。

地域の凍り豆腐はその昔、地元の男性が和歌山県の高野山で高野豆腐の製法を学び、一帯に広めたのが始まりという。行商も盛んで「白井出の豆腐」として名をはせたが、現在も作り続ける豆腐屋はわずか。同店は10年ほど前に復活させ、伝統の製法を受け継ぐ。屋外で自然凍結させたものを冷凍保存し、凍ったまま販売。滑らかな口当たりが人気という。

工房は蓼科中央高原に近い標高約1100メートル地点にある。22日早朝の気温は氷点下8度。放射冷却で最高の凍り豆腐ができたという。小林代表は「あと2週間が勝負。もう少し凍みが続いてくれたらありがたい」と話す。

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