医師増員し4月から2診体制に 原村診療所

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4月から常勤医師2人を中心に、診療日全てで2診体制を始める原村診療所

原村国保直営診療所(原村診療所)は4月から、常勤医師を1人から2人に増やし、週5日の診察日全てで医師2人が診察に当たる2診体制を始める。これまでも2診の時期はあったが、年間を通じた継続的な取り組みは初めて。丁寧な診察や医師同士の連携、若手医師の育成などが狙いで、診療の質向上につなげていく考えだ。

主に週3回診察に当たる常勤医師として、現在の濵口實診療所長(70)に加え、諏訪中央病院(茅野市)で家庭医療専門医を務めている「中堅医師」が同診療所に新たに配属される予定。常勤の主力医師2人を中心に、リバーサイドクリニック(同市)や富士見高原医療福祉センター(富士見町)などからも医師の派遣を受け、交代制で2診体制を確保する。

また、諏訪中央病院からは総合診療専攻医(3~5年目の若手医師)も年間を通じて派遣される予定で、医師が3人になる曜日もある。1日に勤務する医師が増えることで、若手医師の育成にも力を入れることが可能という。

昨年10月に前診療所長の安藤公二医師が退任するまでは、諏訪中央病院から専攻医が派遣される3カ月から半年の間は2診体制となったものの、安藤医師が1人で診察を担う期間が長かった。

安藤医師から診療所長を引き継いだ濵口診療所長は、1診体制では1人の医師への負担が大きすぎるとし、複数の医師が一つの診療所で交代で診察をする「グループ診療」の充実を村診療所で進めていく方針。2診体制もその一環だ。「医師が増えれば1人にかける診察時間にも余裕ができ、患者との対話も生まれる。医師同士で治療方針を相談したり、仕事をカバーし合えたりできる」と、メリットを強調した。

月1回の定期健診で同診療所に通う80代女性は「(曜日などで)主治医が変わらなければ、医師が増えることはいいこと」と歓迎していた。

村保健福祉課は2診体制について「村としては安定的な医師確保につなげ、住民にとってよりよい診療所体制を整えていきたい」と述べた。

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