2020年2月17日付

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かつて若者たちのトレンドとしてにぎわったボウリング場やインターネットカフェ、ゲームセンターなどの各種娯楽施設は現在、シニア層の客が増えているという。平日の日中にはシニア世代が席巻する店もあるということだ▼高齢者のコミュニティーとして思い浮かぶのは各地区にある高齢者クラブ。しかし平均寿命が延び、高齢化社会を迎えた今日、趣味の多様化もあいまって、地域の高齢者クラブは会員の減少に歯止めがかからない▼かかりつけの病院の待合室も高齢者の格好のコミュニティーの場。いつも病院で会う人と顔を合わせてほっとし、しばらく顔を見ていないと心配する高齢者。普通病院に来ないのなら健康な証と喜ぶところだが、いつも見る顔を見ないと逆に「何かあったのでは」と心配になるのだという▼高齢者の趣味趣向も多様化し、元気なお年寄りが増えた現代。コミュニティー形成も大きな変化が見られるようになり、身近な娯楽施設は新たなコミュニティーの場になりつつある。施設側も新たな高齢者向けサービスを展開し、取り込もうとしているようだ▼冷暖房を完備し、熱中症の心配もなく、体調が悪ければ店員が救急車を手配してくれる娯楽施設。家族としても、自宅で一人でいるよりは誰かに見守られている娯楽施設のほうが安心なのかもしれない。少子高齢化が一層進めば高齢者のコミュニティーもさらに変化していくのだろう。

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