JA上伊那とコメリが協業で農業支援 全国初

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協業開始に伴う南箕輪店のリニューアルオープンで、テープカットをするコメリの捧社長(左から2番目)やJA上伊那の御子柴組合長(同3番目)

JA上伊那と、ホームセンター大手のコメリ(本社・新潟市)は1日、農業資材販売に関する協業を始めた。上伊那地方のコメリ8店舗は、同JAが取り扱う農業資材を店頭に並べてリニューアルオープン。資材販売では競合関係にあったが、これを協力関係に変えて組合員、利用者らの利便性向上につなげる。同社とJAの協業は全国初で、新たな事業モデルとして注目される。

協業開始に併せて、南箕輪村のコメリ「ハード&グリーン南箕輪店」でセレモニーがあり、同社の捧雄一郎社長や同JAの御子柴茂樹組合長らがテープカット。開店時間の午前9時前から並んでいた来店客を出迎えた。

捧社長は「コメリの商品にJAの商品が加わった。地域の方々、農家の皆さんに便利に使っていただければ」とあいさつ。「業界の垣根を越えた、持続可能性のある新たな農業支援モデルを精度よく構築できれば。地域の農業を守り育て、お客さまに喜んでいただける形を目指したい」と意欲を示した。

両者は2年前から農業資材販売の協業に向けた協議を開始。試験販売を経て、2月に都内で業務提携を結んだ。協業開始に伴い、同JAは10店舗あったJA農業資材店を3店舗・2出張店に集約した。

御子柴組合長は「どちらかと言うと競合の関係にあったが、それを取り外した新たな取り組み」とし、「ウィンウィンの形になるよう事業展開したい」と語った。同社の店舗は休みが少ない上、営業時間が長く、組合員のためになると強調した。

JAが取り扱う肥料や農薬などを委託販売。同社によると、年間を通して扱う商品だけで約300品あり、JAの商品やブランド力による新たな顧客の獲得に期待を寄せている。

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