小中臨時休校の茅野市 学童クラブ終日の開設

LINEで送る
Pocket

新型コロナウイルス感染症予防対策で小中学校を臨時休校にした茅野市で2日、長期休業に準じた17学童クラブの終日開設が始まった。安倍晋三首相の休校要請があった2月27日から3月2日までに入所希望をしたのは7人。初日の利用者は通常の長期休業の半分程度、登録者の三分の一程度の約180人だった。同日の市議会全員協議会で、今井敦市長は「保護者の皆さんにおおむね冷静に対応していただいている」と話した。

同市は、2月28日に学童クラブを長期休業と同じ午前8時~午後6時30分(通常は放課後~午後6時30分)に開設すると発表。市学校教育課は休日返上で入所希望に対応するとともに指導員の確保に奔走し、「何とか2日の開所にこぎつけた」(同課)。

小学1~5年の児童約15人を受け入れた学童クラブでは、入室前の手洗いとうがいを徹底した。子どもたちは、指導員が計画した「自由」「勉強」「遊び」の時間割に基づき、友達とビデオ鑑賞や折り紙をしたり、宿題に取り組んだりした。指導員によると、子どもたちは普段から学童クラブを利用する「顔なじみ」で、動揺することなく楽しく過ごしていたという。

ほかの学童クラブでは午後5時30分ごろ、小学1年の長女(7)を母親(46)が迎えに来た。写し絵や折り紙をうれしそうに掲げて「楽しかったよ」と語る長女に目を細めた。年中児の長男(5)もいて、育児の時短勤務制度を利用する母親は「急な終日対応に備えて先生たちの準備が大変だったと思う。会社は急に休めないので、本当にありがたい」と感謝しきりだった。

学校教育課によると、申し込みのあった7人はいずれも低学年児童だった。初日の利用が少なかったことについては「集団を避ける判断があったのでは」と指摘した。自宅で過ごすことができる高学年の退所も複数あったという。同課は「先が読めない状況。受け入れ準備を整えておきたい」と話している。

下諏訪町は2日、学童クラブを町内の小学校に二つずつ開設した。1~6年生の児童26人が利用し、勉強や読書、室内遊びなどで一日を過ごした。町教育子ども課子育て支援係の予想を下回る利用者数で、担当職員は「あらかじめ休みを取った保護者が多いのでは。あした以降で利用者が増えるかもしれない」と話した。

原村教育委員会の五味康剛教育長は2日、卒業式(17日)までの学童クラブについて、登録児童(約130人)のみを受け入れる方針を示した。未登録の児童については共働きなどの家庭で、自宅に3年生以下の児童のみ残すことになる場合などは、同校図書館に支援員を配置して受け入れる方針。

初日の2日は、登録児童約40人が学童クラブを利用し、混雑は見られなかった。未登録の児童の家庭からは今のところ、受け入れの要望はないという。

おすすめ情報

PAGE TOP