「まっくんファーム」 日本農業賞の特別賞

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日本農業賞の集団組織の部で特別賞に選ばれた「まっくんファーム」の理事ら

南箕輪村の農事組合法人「まっくんファーム」が、村内農地を網羅する「1村1農場」の取り組みなどを評価され、「日本農業賞」(全国農業協同組合中央会など主催)の集団組織の部で、大賞に次ぐ特別賞に輝いた。11日に伊那市内で行われた表彰伝達式で、表彰状を手にした堀美津男代表理事(74)ら理事5人は「組合員たちが、地域の農業を守るために力を尽くしてきた活動が認められた」と感無量の表情を浮かべた。

同賞は、農業分野での経営や技術の改善に取り組む団体などを表彰する制度。同部門には全国から93件の応募があり、同法人は大賞受賞3団体に次いで全国4位に入った。

同法人は、村内農家の高齢化や後継者不足に対応するため、前身の集落営農組織を2011年に法人化し設立。現在は、村内JA正組合員の約7割に当たる農家571戸が加入する。耕作放棄地を借り受けたり農作業を受託したりしていて、経営する農地面積は作業受託農地を中心に約250ヘクタール。村内水田面積の約6割を占める規模だ。大型機械の活用やタブレット端末を用いたほ場管理システムも導入。3000筆を超える受託農地での作業の効率化を進め、遊休農地の解消や担い手の育成を図っている。村産特別栽培米「風の村米だより」の生産にも力を入れ、食味の良さをはじめ食の安全や環境保全へのニーズに応える。

表彰式は7日に東京で開かれる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止に。市内で伝達式が行われ、JA長野中央会の武重正史専務理事らが表彰状を贈った。来賓を代表し、地元のJA上伊那の御子柴茂樹組合長が「上伊那の農業を引っ張るリーダー的組織として、さらなる活躍を」と期待。堀代表理事は「今後も、耕作放棄地を出さないように受け皿となり、地域に密着した組織として村内農業を盛り立てていきたい」と抱負を述べた。

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