小中学校で卒業式 人数制限など感染対応

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代表生徒の卒業証書授与が終わり再びマスクを着用する生徒たち

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、諏訪地域の小中学校でも卒業式が行われている。17日は岡谷、茅野、下諏訪、富士見、原の5市町村の小中学校で実施。各校とも手の消毒やマスク着用を呼び掛け、出席者の制限や式の簡素化などを通じて感染防止を図った。例年と異なる式に出席者からは「出席できない人もいて残念」「工夫して行い、思い出深い卒業式になった」といった声が聞かれ、受け止めはさまざまだった。

各校とも在校生と来賓の出席を取りやめ、学校によっては保護者の人数も制限した。祝辞や謝辞を省略、卒業証書授与は代表生徒のみに手渡すなど時間短縮を図った。

下諏訪町下諏訪北小の保護者からは「感染拡大を防止するには仕方がない」との声が聞かれた。保護者の出席が各家庭1人と制限された岡谷市。岡谷東部中の保護者は「本来は夫婦で出席を予定していた」としながらも「簡素な式にはなったが、入学式と同じ会場で子どもの成長を無事に見ることができて良かった」と話していた。

教職員にとっても異例の対応となった。茅野市米沢小の教諭は「30年の教員生活で初めてのこと。在校生や地域の人と一緒に卒業を祝ってあげたかった」と胸の内を吐露。富士見町本郷小6年の担任は「卒業生は現実を受け止めて澄んだ瞳で式に臨んでいた。規模は縮小したが、例年と変わらない素晴らしい卒業式になった」と話していた。

原村原小ではホームルーム後に、校舎を出た卒業生たちが、本来は式中に歌うはずだった合唱を昇降口前で披露。青空の下、教職員や保護者、学童の後輩たちが見守る中、感謝の思いを込めて歌い上げた。卒業生の母親は「式後の内容が盛りだくさんで、先生たちがよくやってくださった。工夫のおかげでいい思い出になったのでは」と話していた。

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