農家のために 住民のために 支援の出張販売

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農家支援のため、地元の農畜産物を伊那市職員に販売するメンバー=市役所

新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受ける上伊那地方の農家を支援しようと、JA上伊那などは18日夕、伊那市役所で地元の農畜産物を販売した。退庁時間に合わせて特産の切り花と牛乳、イチゴを販売。市職員が列をつくって買い求めた。一方、「伊那まちの再生やるじゃん会」は同日、買い物支援サービス事業「こんにちは伊那まち」の今年の活動を開始。市内4カ所で商品を対面販売し、地域の人たちに喜ばれた。

市役所1階ロビーでアルストロメリア150束、若手酪農家が企画開発した「酪農家のおもてなし牛乳」の1リットルパック300本、みはらしいちご園のイチゴ200パックを販売した。白鳥孝市長、林俊宏副市長も買い物。三つ全てを購入する職員もいた。

花きは、式典の規模縮小や催しの中止などで需要が落ち込み、市場単価も下落。牛乳は学校給食の供給がストップした影響を受ける。外食産業を中心に食肉需要も低迷。いちご園は例年、春休みが書き入れ時となるが、バスツアーの激減が響いて集客、予約状況は低調という。

同JA営農経済部は「いまの状況が長引くと、農家の収入が減り、経営に大きな影響が出る」と懸念。管内の他市町村でも「農家支援の対面販売をしたい」としている。

「やるじゃん会」は伊那市の商店主らで構成。冬の休止期間が明け、今年の出張販売を始動させた。富県地区3カ所と西町の城南町を巡回。電気店の「イナムセン」が新たに加わり、12店舗が日用品や生活雑貨、野菜、パンなどの商品を対面で販売した。

毎月第3水曜の出張販売が定着しつつあるほか、天候にも恵まれて各会場は買い物客で大にぎわい。春休みに入った子たちも訪れた。城南町の高齢の男性は「商店街には近いが、坂があってなかなか出向けない。(出張販売は)助かる」と話していた。

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