「防災ガイドブック」改訂 茅野市

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茅野市が作成した「防災ガイドブック」

茅野市は、災害危険箇所や避難場所、防災対策をまとめた「防災ガイドブック」を8年ぶりに改訂し、別荘利用者を含む市内全戸への配布を始めた。最大規模の災害を想定し、浸水想定区域を大幅に拡大したほか、ため池決壊時の浸水想定を追加。市防災課は「発生する可能性がある災害をあらかじめ知って、災害時の行動を考えてほしい」と活用を呼び掛けている。

防災ガイドブックは2002年に初めて作られ、社会情勢の変化に対応して5~10年に1度改訂している。第4版となった今回は3万2000部を作成。A4判86ページで、地震は危険度の高い地域に重点を置いたため、ページ数は前回より8ページ少なくなった。市は区・自治会ごとのハザードマップ作りを始めている。

ガイドブックの構成は前回と同じだが、今回は想定を上回る近年の台風被害などを踏まえて風水害の警戒レベルと、取るべき行動を追加。上川と宮川の洪水浸水想定区域をはじめ、ため池(白樺湖と蓼科湖)が決壊した場合の浸水想定も表示した。

このうち、上川と宮川の浸水想定は48時間総雨量で上川790ミリ、宮川840ミリの想定最大規模を反映し、地図上に浸水区域と浸水深を示した。 前回は上川沿いだった浸水区域が、今回は市役所やJR茅野駅といった「市街地の ほとんど」(同課)に拡大する深刻な想定となった。河川の氾濫や河岸の侵食による家屋倒壊の区域も表している。

地震は、糸魚川―静岡構造線断層帯による地震が起きた場合を想定し、最新の震度予測結果を踏まえて震度階級を6段階で表示。17年の家屋データを基に構造別・地区年代別の統計から建物全壊率を6段階で表した。

防災課の柳沢正広課長は「過剰に恐れる必要はないが、 発生する可能性があることを知ってほしい。危険が表 示されていない地域も多いが、安全ではない。災害時の危険 を知った上で何が起きそうなのかを想像し、どの段階でどう行動するかを考えてほしい」と呼び掛けている。

区・自治体、別荘管理事務所を通じて配布するが、受け取れない場合は市役所や各地区コミュニティセンターでも配布している。

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