2020年4月1日付

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未経験の事態に直面する中で2020年度が始動した。県が、感染拡大している県外地域への不要不急の往来を控えるよう求める異例の状況。県内も感染者が増え、見通しは予断を許さない▼東京で外出自粛が呼び掛けられた先週末、渋谷など普段人通りが多い場所の人出は少なかったという。都知事が緊急会見で「感染爆発の重大局面」と強調し、緊迫度が高まったからだ。可能性でいうなら感染爆発は都市部だけの問題ではない。地方は都市部に比べて医療資源が限られる面もあるだろう。危機意識を共有したい▼感染拡大を受けて働き方を再考する動きがある。茅野市内では在宅勤務を可能にする「テレワーク」の催しが行われた。「休む側には負い目や収入減があり、休まれる側には1人当たりの仕事量や負担が増える」としてテレワークを勧める講師の指摘は納得できる▼少人数で始める、やりたい人から始める│ことなどを中小企業での導入のポイントに挙げた。一方で高齢者施設の職員などテレワークが難しい職種は数多く見込まれ、柔軟な働き方の模索が続く▼長野日報で展開している「新型コロナに負けるな」のコーナーを読むと日頃の活動ができなくなり残念がったり、十分な換気をしてスポーツ活動を再開したりと、さまざまな声が交錯する。日常を早く取り戻したい思いと辛抱のしどころとの思いがせめぎ合う新年度のスタートだ。

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