飛び交うオオムラサキ 東海大諏訪高に飼育場

LINEで送る
Pocket

国蝶オオムラサキの飼育場が校内に整い、蝶の学習に意欲を見せる東海大諏訪高の生徒ら

国蝶オオムラサキの飼育場が校内に整い、蝶の学習に意欲を見せる東海大諏訪高の生徒ら

東海大諏訪高校(茅野市)は22日、公民協働の市民団体「小泉山体験の森創造委員会」の協力を得て同校敷地内で飼育してきた国蝶オオムラサキの飼育場のオープニングセレモニーを開いた。田中昇校長や科学部員、委員会メンバーなどが参加。羽化したオオムラサキが飛び交う姿を観察し、同校での今後の学習に向けて意欲を高めた。

同委員会オオムラサキ部会は同市の小泉山でオオムラサキの飼育・保護活動を行っており、昨年から活動の裾野を広げようと市内の保育園や小学校で子どもたちとの飼育に取り組んでいる。昨年、田中校長が活動に賛同し、初の高校との連携が決まった。

今年3月に幼虫の餌となるエゾエノキ4本を植樹し、5月に70匹の幼虫を放した。7月上旬にはエゾエノキを覆うように5メートル四方の小屋を建設し、本格的な飼育施設が整った。同校科学部員も幼虫の観察や害虫駆除などで飼育に関わってきた。7月上旬、小屋の中で羽化が始まったという。

オオムラサキが飛び交う姿に生徒たちは「思っていたより紫色が濃い」「人の手に乗るなんて思わなかった」と驚いていた。3年で部長の依田航征君(17)は「木をはっていた幼虫が蝶になり飛び交う姿を見てすごいと思った。今後は部活の研究の一つとし、卵から成虫まで飼育の循環環境をつくっていきたい」と意欲を見せた。

田中校長は「スポーツだけでなく蝶の生態に興味のある中学生に入学してきてほしい。地域の方の協力を得て学習を深めていければ」と願った。長田芳男委員長は「オオムラサキの生態はまだ謎が多い。高校生のレベルの高い研究に期待している」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP