キャンプ場相次ぐ休止 不特定多数の密集防止

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御座松・坊主平エリアの入り口を閉鎖する飯島町の職員

伊南地域にあるキャンプ場が新型コロナウイルス感染拡大防止のため休止する動きが相次いでいる。週末に県外客らを中心に大型連休並みに混雑したエリアもあり、不特定多数が密集しないようにと判断。県伊那保健所管内の感染者確認や政府の緊急事態宣言を受けて、宣言の対象地域などからの流入を危惧する中でさらに動きは広がった。あるキャンプ場関係者は「キャンパーの意識にも関わる問題。新型コロナウイルスはこれまでにない事態で、地元に迷惑を掛けないというのが大前提」と話す。

飯島町はキャンプやバーベキューなどで多くの人が訪れる与田切川沿いの御座松・坊主平エリアを地元区とも協議して、緊急事態宣言前の6日に閉鎖した。

無料で使え、地元の人たちが飯ごうすいさんなど昔から親しんできたエリアだが、近年はネットなどで広まり地元以外の利用者も増加。先週末の4日に町の担当者が巡回して目視したところ、テントがおよそ40張りあり、約200人が利用していた。

「通常の休日よりも多く、大型連休と変わらない密集状態」と担当者。駐車してあった車やオートバイのナンバーは中京圏が4割を占め、関東圏などもあったという。町は近くの与田切公園、指定管理で委託する千人塚公園についてもキャンプ場を休止した。

中川村は陣馬形、桑原、四徳の三つのキャンプ場の利用を7日から休止した。村は「特に陣馬形は県外から多く訪れる観光地でリスクもあり、緊急事態宣言と管内で感染者が発生したことを受けて対応した」と説明する。駒ケ根市も宣言などを受けて8日、駒ケ根キャンプセンターの休止を決めた。

民間では中川村の伊那谷キャンパーズヴィレッジが自粛を促しながら徐々に利用者を抑え、7日から休業に入った。今後は村内の子どもら限定で遊びの場として提供できないか検討している。

3月の3連休に繁忙期並み計300人が滞在した駒ケ根市の駒ケ根高原家族旅行村は、4~5日の週末に中京圏と関東圏を中心に20組計60人が利用。消毒や換気などの対策を徹底している。冬季休業中の温泉施設も含めて今後の営業について検討している。

4~5日に約100人の利用があった飯島町のいなかの風も、除菌のほか受け付けを簡素化するなど「密」にならないよう対策を講じている。

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