死亡事故5年間で3件 下諏訪の国道142号

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大型トラックが道路から転落し、近くの工場に衝突した=2月13日、下諏訪町樋橋

急勾配の長い峠道が続く下諏訪町内の国道142号では、過去5年間で3件の死亡事故が発生している。今年2月には同町樋橋で大型トラックが道路から転落し、近くの工場に衝突する事故が発生。道路管理者の県道路公社は今年度をめどに発生地点周辺へ区画線や矢印版を増設し、事故抑止に努めるという。

同道路は北関東と東海・関西を結ぶ主要道路で、トラックなど大型車の通行が目立つ。2月の事故は湖北トンネルから約5キロほど上った地点で発生し、現場は長い下り坂道が続いてスピードが出やすい。諏訪署はフットブレーキの多用によってブレーキが利かなくなる「フェード現象」が起こる危険性を指摘している。

死亡事故はいずれも山間部の樋橋で起きた単独事故で、2016~18年に1件ずつ発生。3件中2件は県外ナンバーだった。18年10月には樋橋バス停から和田峠方面へ約1キロ離れたカーブで、岡谷市方面へ下っていた大型トラックが曲がり切れずに横転。ガードレールに衝突し、運転手が死亡した。17年3月には注連掛橋付近で乗用車が道路と砥川の間に設置された柵を破って約7メートル下の川へ落ち、運転手が死亡した。16年5月には新和田トンネルを約7キロ下った直線部分で同市方面へ走行する乗用車が前方の車を追い越そうとして対向車線へはみ出し、ガードレールを突き破って5メートル下の崖に落下。運転手が死亡した。

19年8月には雨が降る中、大樋橋付近のカーブで乗用車同士が正面衝突。約1カ月後に乗用車の運転手の1人が死亡した。

国道142号に隣接する工場では「カーブを回りきれずに落下してくる車が多い。工場内には従業員もいて危ないので、事故がなくなってほしい」と切に願う。同署は「エンジンブレーキを使って速度の出し過ぎに注意してほしい」と呼び掛けている。

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