予定通り準備も困難 「天竜かっぱ祭り」中止

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、駒ケ根市の天竜川一帯を舞台とする夏の風物詩で8月22日に開催予定だった「天竜かっぱ祭り」の実行委員会は16日までに中止を決めた。30年以上の歴史があるかっぱ祭りの中止は初めて。

市内の中沢、東伊那、下平の3区で構成する実行委によると、祭りに向けた準備は遅くとも4月末に始める必要があった。だが、新型コロナの感染拡大の終息見通しが立たない中、予定通りに準備を進めるのは困難と判断したという。

実行委員長で中沢区長の野村満さん(67)は取材に「今の状況で開催するのは厳しい。どうしようもない」と無念さをにじませた。来年以降の開催については、感染が終息し次第検討するとした。

かっぱ祭りの発祥は、市内の東西を結ぶ天竜大橋の完成を記念して地元住民が1988年8月、橋近くで開催した祝賀会。千人以上が集まって喜びを分かち合ったといわれている。翌年から「天竜ふるさとまつり」として夏の一大イベントに発展し、2013年の第25回から現在の名称になった。昨年の第31回では地元だけでなく市外からも多くの人が訪れ、夜空を彩る約2800発の打ち上げ花火などを楽しんだ。

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