伊那市「ばらサミット」中止 関連イベントも

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伊那市は22日、6月6、7日に同市で開催を予定していた「ばら制定都市会議(ばらサミット)」を中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、終息の見通しが立たないため。市は引き続きサミットの開催に意欲を示しているが、2021年の開催地は山口県宇部市に決まっているほか、22年も他の候補地が挙がっていることから、早くても23年以降になる見通しだ。

サミットの関連イベントとして予定していた「伊那バラフェスタ」(5月24日~6月28日)も原則として各イベントを中止する。

ばらサミットは、バラが“市町村の花”として制定されていたり、バラが広く住民に愛好されたりしている自治体で構成。現在、全国の28市町が加盟する。バラに関する情報交換や技術交流を通じて花と緑にあふれるまちづくりにつなげる目的で1992年から持ち回りでサミットを開催しており、今回で29回目となる予定だった。

伊那市では2007年に「しんわの丘ローズガーデン」(高遠町)がオープン。中央アルプスを一望できる高台に約270種・3000本のバラが植えら れ、毎年多くの愛好者が訪れる。また、同市の中心市街地では地域住民がバラの鉢植えの「里親」になって通りを彩る活動を進め、毎年イベントも行っている。

市はこうした取り組みを踏まえ、バラを新たな観光資源として発信していこうと、17年に同会議に加盟し、サミットを誘致。19年3月に市や市内の関係団体でつくる実行委員会(実行委員長・白鳥孝市長)を立ち上げ、準備を進めてきた。

白鳥市長は22日の定例記者会見で、ばらサミットの中止について「残念だが、やむを得ない」と説明。その上で、「しんわの丘ローズガーデンは毎年手を入れ、立派なバラ園になってきている。今回は延びたとしても実施したい」と述べ、サミットの開催に改めて意欲を示した。

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