戦争の中の上伊那図書館 創造館で特別展

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昭和19年の図書購入リストと実際に残っている本

昭和19年の図書購入リストと実際に残っている本

伊那市創造館は27日から、終戦記念日特別展「戦争の中の上伊那図書館」を市創造館特別展示室で開く。同図書館が戦時中の昭和19年に購入していた図書のリストが見つかり、特別展で紹介。購入した294冊のうち50冊が戦争関連の本だったことが分かり、同館学芸員の浜慎一さんは「文化施設である図書館も例外なく戦争に巻き込まれていったことが分かる」と話す。8月31日まで。

上伊那図書館は市創造館の前身。今年初めに浜さんが書庫を整理していて、リストを見つけた。書名、価格、発行所などが書かれており、特別展ではリストに掲載されて現存する「陸軍少年飛行兵」「少年兵魂」などの本も展示する。

浜さんは「厳しい戦局の最中にもこれだけの本を購入して、戦意を高揚している。図書館が戦時中にどんな立ち位置にあったか、うかがい知ることができる。戦後71年を経てさまざまな記録が出てきたので、今後もさらに発見があるかもしれない」と話す。 

今回の展示では、終戦直後に使われた墨塗りの教科書も並べる。文書の不適切な部分に墨が塗られたり、破られたりしたもので、戦争という時代の波を伝える。

午前10時~午後5時。休館日は火曜日と、祝日の翌日。観覧無料。問い合わせは市創造館(電話0265・72・6220)へ。

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