分散登校始まる 休校続く上伊那の小中学校

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1カ月ぶりに入った教室で朝のあいさつをする児童ら。ウイルス感染防止のため机の間隔を空けていた=駒ケ根市赤穂南小学校

新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休校が1カ月以上続く上伊那地方の小中学校の多くで11日、児童生徒を複数のグループに分け、登校時間帯をずらす「分散登校」が始まった。密集しないようにしつつも、本格的な授業再開に向けて徐々に学校生活に慣らす狙いがある。教室の扉や窓を開けて換気したり、アルコール消毒薬を設置したりと、各校が感染予防策を徹底。子どもたちは友達との久しぶりの再会を喜んだ。

駒ケ根市赤穂南小では、全クラスでそれぞれ、午前と午後の2グループに分かれて子どもたちが登校した。学校側は校内放送を流し、▽他の人とくっついて遊ばない▽マスクを必ず着用する▽せっけんを使って手を洗う▽自分の物を他の人に使わせない―などと今後の学校生活の注意点を説明。「自分の命、友達の命を大切にして」と順守を呼び掛けた。

6年3組では午前、26ある机がいずれも1メートルほどの間隔を空けて並ぶ中、10人が出席した。担任の春日純子教諭が体温や体調を記す「健康チェックカード」を配布。その後、多くの人の汗が付きやすいドッジボールや円盤遊具を使わないこと、掃除で使う必要のあるほうきやバケツに触れた後に必ず手を洗うことなど学校で決めたルールを伝えた。

藤井祐匡君(11)は「分散登校でも人との接触がどうしてもあるので、校内で万が一コロナの感染者が出た時にどうなるのか不安」と打ち明けた。それでも、「今は友達に会えるのがうれしい」と頬を緩めた。

春日教諭は「子どもがいるとにぎやかでやっぱり楽しい。元気に登校してくれてよかった」と目を細めた。

上伊那8市町村の各教育委員会は、25日までに小中学校の授業を再開する予定。

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