外出自粛要請も影響 献血協力者減少

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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、県内の献血協力者が減少している。県赤十字血液センター(長野市)によると、4月の献血協力者は目標を446人下回る3588人で、達成率は88・9%。5月も10日時点で93・7%にとどまっている。同センターは「輸血用の血液製剤には有効期限があり、このような事態でも継続的な確保が必要」として献血の協力を呼び掛けている。

前年同月の必要量などから、月ごとの献血協力者の目標数を設定している。感染症の影響が懸念された3月は、献血を求める広報を強化した効果がみられたといい、達成率は113・0%だった。4月に緊急事態宣言が出て、外出自粛の要請により、県内3カ所の献血ルームの利用者が減少。県内に4台ある「献血バス」を配車するイベントや事業所での献血にも影響があり、4月の達成率は2カ月ぶりに100%を割り込んだ。

同センターのまとめでは、4月に予定されていたイベントや事業所での献血の中止・延期の申し出は計29会場に上った。このうち27会場について、会場を役所庁舎や大型商業施設などに振り替えて実施したが、同センターの担当者は「影響はとても大きい」と話す。

「達成率は低下しているものの、医療機関による必要量が少なかったために不足は生じていない」と同センター。ただ、このままの達成率で推移すると「支障が出る可能性もある」と危惧している。これまでの協力者にメールやはがきを送り、再度の献血を依頼するなど工夫している。

献血ルームなどでは、感染対策を講じて協力者を受け入れている。体温測定や手指の消毒などを実施。密閉、密集、密接の「3密」を避けるため、事前予約や平日の利用を求めている。

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