外出自粛で家庭ごみ増 適切な排出呼び掛け

LINEで送る
Pocket

マスク姿で収集業務に当たる作業員。プラスチック容器やトレイが増えているという=諏訪市高島

新型コロナウイルスの感染防止対策としてできるだけの外出自粛が求められる中、諏訪地方でも一般家庭から排出される家庭ごみが増加している。岡谷、諏訪、下諏訪の2市1町でつくる湖周行政事務組合運営の諏訪湖周クリーンセンター「ecoポッポ」(岡谷市内山)では、1~4月に持ち込まれた家庭系ごみの総量が前年同期を186トン上回る5689トンに上った。収集や処理に当たる作業員の感染リスクも高まっており、各自治体ではごみの適切な排出や直接持ち込みの自粛を呼び掛けている。

同センターによると、1~4月のごみの総量に占める家庭系ごみの比率は64・3%で前年同期比1・8ポイントの増加。外出の自粛で家で過ごす時間が増えたのに伴い比率が高まっている。事業系ごみは飲食店や宿泊施設の営業自粛により、前年同期を143トン下回る3164トンにとどまった。

センターに直接ごみを持ち込む人も増えており、搬入に訪れる1日平均の車両台数は昨年4月が84台だったのに対し、今年は106台。来年4月から燃やすごみの有料化が始まる諏訪市の生活環境課は「家にいる時間が長くなり、有料化の影響もあって各家庭で片付けが進んでいる」と分析し、作業員の感染リスクを下げるためにも直接持ち込みの自粛を呼び掛けている。

各地区の集積所に排出されるごみ量も増加傾向といい、諏訪市高島で収集業務に当たる作業員は「テークアウト(持ち帰り)を利用しているのか、プラスチック容器やトレイが増えている」と実感。作業を通じた感染の懸念も高まっている。岡谷市の収集業務を受託するアイコーポレーション環境事業部(同市川岸東)は「手袋とマスクを着用し、アルコール消毒も行っているが、不安な思いはある」と明かす。

こうした状況を受け、岡谷市では啓発用の動画を行政チャンネルで放映。マスクやティッシュペーパーなどは他の袋に入れて密封した後、指定の袋に入れて出すよう促している。同市環境課は「収集業務を継続していくためには従事者の感染を防ぎ、安心してごみを出せる体制を整えていく必要がある」とし、住民に理解と協力を求めている。

おすすめ情報

PAGE TOP