新病院建設費84億円 昭和伊南の再整備構想

LINEで送る
Pocket

伊南行政組合は、運営する昭和伊南総合病院(駒ケ根市)の再整備について「新病院建設基本構想」をまとめ、22日の組合議会全員協議会で説明した。地域医療を守るためには新病院が必要とし、駒ケ根市内に220床規模の施設を建設した場合、本体建設費が84億円程度になるなどの見込みを示した。

現在の医療を守りつつ今後の多様化するニーズに対応するためには、建て替えを伴う再整備が必要―とした、昨年11月の昭和伊南総合病院あり方検討委員会の提言書を踏まえ、目指すべき新病院の姿などをまとめた。

構想では、課題となっている病院の老朽化や地域の少子高齢化、将来的な医療需要の変化などへ対応するため、地域の基幹病院として存続する必要性を強調。救急医療体制の継続や、強みとなっている健診・検診、人間ドックなどの予防医療の充実、近隣医療機関などと機能分担する地域完結型医療の構築などを目指すとした。

施設の概要は、人口減少を見据え、病床規模を現在の239床から220床に設定。医療機関に求められる新基準や患者の需要などに対応し、1床当たり面積を現行の75平方メートルから85平方メートルに拡大。個室の割合も高め、延べ床面積を1万8700平方メートル程度とした。

この上で、病院本体の建設費を84億円程度と見込んだ。事業費にはこのほか、設計費や医療機器、移転する場合は土地取得費などが必要。現在の病棟の解体にも数億円が必要になるとした。新病院開院までは、今後最低でも5~6年を要するとの見通しも示した。

6月末に基本構想の概要資料を全戸配布してパブリックコメント(住民意見)を募集し、8月に構想を策定する方針。年度内には建設場所や事業費、スケジュールなどの方向性を固めたいとしている。

おすすめ情報

PAGE TOP