10月から営業再開へ 高遠さくらホテル

LINEで送る
Pocket

伊那市は29日の市議会全員協議会で、第三セクターの伊那市観光が指定管理者として運営している宿泊施設などの今後の営業計画を明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大防止のため休業している宿泊施設のうち、「仙流荘」(長谷)は今年度の営業を休止。「高遠さくらホテル」(高遠町)は10月から営業を再開する。羽広荘(西箕輪)は宿泊事業を休止し、宴会・食事を中心とした営業形態に変更、宴会需要が増える11月の営業再開を目指す。

伊那市観光は宿泊施設の不振などから経営が悪化。新型コロナウイルスが追い打ちをかける形となった。市観光課によると、2019年度決算は約1100万円の赤字。2月までは約900万円の黒字だったが、3月だけで約2000万円の赤字となった。

市は「厳しい経営状況で、現体制での再開は困難」と指摘。経営再建に向け「20年度は組織や人員配置、雇用処遇面の見直しを一定期間かけて行う。観光市場が回復するまでには数カ月を要することも踏まえ、施設ごと適正時期に再開する」と説明した。

仙流荘については山小屋の休業、南アルプス林道バスの運休により利用客が見込めないため、今年度の営業を休止。来季の営業再開を目指す。高遠さくらホテル、羽広荘も夏季の利用客が見込めず、早期の営業再開は難しいと判断。それぞれ新体制で再開準備を進めるとした。

このほか、日帰り温泉施設の「みはらしの湯」(西箕輪)と「さくらの湯」(高遠町)は6月5日から営業を再開。営業時間は午後1~8時に短縮する。山小屋は既に休止を発表している。

市はこうした新型コロナウイルスの影響について、19年度の赤字分に加え、20年度の日帰り温泉施設の収支不足780万円、山小屋管理人(4人)の休業補償1400万円、休業中の宿泊施設の維持管理費1180万円の約4500万円と算出。伊那市観光を支援するため、補助金4500万円を盛った20年度一般会計補正予算案を市議会6月定例会に提出している。

おすすめ情報

PAGE TOP