八ケ岳の安全祈願 阿弥陀岳で開山祭

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関係者による神事のみを執り行った第36回八ケ岳(阿弥陀岳)開山祭

原村観光連盟主催の第36回八ケ岳(阿弥陀岳)開山祭は4日、関係者のみが出席し、阿弥陀岳山頂(標高2805メートル)で開かれた。例年6月の第1日曜日には八ケ岳の登山シーズンを告げる開山祭が赤岳や北横岳、阿弥陀岳の各山頂で開催されてきたが、今年は新型コロナウイルス感染防止のために全て中止が決まった。同連盟では一般を受け入れる開山祭を中止とし、遭難者の供養と山の安全を祈願する神事のみ執り行った。

この日は同連盟事務局、原山岳会、諏訪地区山岳遭難防止対策協会原班などから8人が参加した。 山岳会や遭対協のメンバーの協力を得て、道標設置場所の 確認やロープ補修など登山道整備も行った。

山頂では密集に配慮しながら神事を行い、八ケ岳遭難事故者の追悼や献花、黙とうを行った。原山岳会顧問の清水澄さん(84)は「新型コロナウイルスのまん延で登山は自粛となり、開山祭も神事のみとなったことは非常に残念。今年一年間の山の平穏を願う」と話した。悪天候以外で開山祭を中止したのは初めてといい、神事を執り行った津金一臣さん(61)は「関係者のみだが、毎年継続してきた神事を行うことができよかった」と安堵した。

同連盟事務局は「現在は感染症の影響で積極的なPRをできていない状況だが、収束後には八ケ岳の峰々を一番近くで一望できる阿弥陀岳からの景色を多くの人に見てほしい」と話した。

新型コロナウイルスの感染拡大防止策として県が独自に県内の山小屋に求めていた休業協力依頼は5月31日で終了。6月1日からは山小屋や登山者が感染症対策を徹底したうえでの安全登山が求められている。

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