お年寄りに元気を 田楽座がオンライン公演

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田楽座のライブ配信を楽しむ「みのりの杜」の入居者ら

伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」は8日、インターネットを使った「オンライン公演」を開き、特別養護老人ホームみのりの杜(同市東春近)の入居者に向けて動画をライブ配信した。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、3カ月にわたって家族との面会制限が続くお年寄りを元気づけようと開催。獅子舞や太鼓などを披露し、高齢者約30人に笑顔を届けた。

入居者の家族で団体職員の高橋敏さん(61)=同市高遠町=が発起人。同劇団は新型コロナの影響で新たな公演の在り方を模索する中、高齢者に少しでも幸せな時間を提供したいとの思いで、高橋さんの呼び掛けに応じた。

公演は約40分。動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」とテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を併用した。劇団メンバーがパソコンの画面越しに、「皆さんこんにちは」と言葉を掛けてスタート。中山洋介代表ら5人が出演し、獅子舞や花笠踊り、南京玉すだれ、太鼓など六つの演目を繰り広げた。

同施設のホールには、入居者らがマスク姿で久しぶりに集合。大型スクリーンにステージが映し出され、お年寄りは演目に合わせて民謡を口ずさんだり、笑ったり。「待ってました」と掛け声を入れる姿もあった。

高橋さんは司会を務め、「お年寄りにとって久しぶりのイベント。手をたたきながら楽しんでいたので良かった」と目を細めていた。田楽座は「笑ってストレスを発散し、明るい気持ちになってもらえたらうれしい」としている。

オンライン公演は今回を振り出しに、上伊那地方の高齢者施設に広げていく考え。

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