駐車可能な避難場所 県HPでマップ公開

LINEで送る
Pocket

水害時の避難と新型コロナウイルス感染症対策を両立するため、密を避けて一時的に車で避難生活を送ることも検討してもらおうと県は8日、安全に駐車可能な近くの小学校や公園が確認できる地図を県のホームページで公開した。車での避難生活は最善の策とは言えないものの、感染を心配して避難をためらうことがないよう、平常時から避難方法の一つとして検討しておくことを県民に求めていく。

市町村からの情報を基に国立研究開発法人防災科学技術研究所の協力で作った。避難場所ごとに洪水や崖崩れなど避難できる災害の種類、車の収容可能台数、トイレの有無なども地図上で確認できる。避難場所のほか浸水想定区域や土砂災害想定区域も掲載した。

避難準備や高齢者等避難開始、避難勧告・指示が発令される警戒レベル3~4の災害時、感染症対策のため、人の密集が避けられない体育館などの避難所より親戚や友人宅へ身を寄せることを県は推奨している。ただし、避難先の確保が難しい場合は一時的に車で安全な場所に避難することも選択肢の一つとしている。

避難が長期間にわたる場合は、狭い環境で長時間同じ姿勢を続けることで起きるエコノミークラス症候群を避けるため、避難所へ移動することも求めていく。

地図の公開と合わせて、質問に答えていくと災害時に自分が取るべき行動が分かる「避難確認フロー」も示した。県危機管理防災課では、感染症対策をしながらの防災について「これまでの『避難所ありき』ではない視点が必要になっている」とし、自らの避難の方法を事前に検討しておくよう呼び掛けている。

県は5月27日に、新型コロナ対策を盛り込んだ避難所運営マニュアル策定指針を発表。「3密」を避ける避難所運営や、新たな避難先として親戚や知人宅、自家用車、ホテル・旅館などを検討することを市町村に求めている。

おすすめ情報

PAGE TOP