古関裕而氏が手掛けたレコード見つかる

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宮越さん宅で見つかった古関裕而氏作曲の曲が収録されたレコード

富士見町富士見の宮越秀幸さん(66)宅で、NHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルとされる作曲家、古関裕而氏(1909~1989年)が手掛けた歌のレコードが見つかり、家族や近所の人たちの間で「聴いてみたい」と話題になっている。

楽曲は交通安全を歌った「ニコニコマーチ」で、70年の発売。歌唱はプロ野球読売巨人軍の球団歌「巨人軍の歌(闘魂こめて)」や「伊那市の歌」「日本禁煙友愛会歌」などを歌う声楽家の三鷹淳さん(86)=東京都=で、たかの羽児童合唱団(三鷹市)が歌声を添える。もう1面は都はるみが歌う「みんなの願い」(別題「交通安全テーマ」)が収録されている。

宮越さんは大掃除の最中にレコードを見つけ、祖父・故幸人さんの収集品の一つではないかとするが、入手のいきさつは全く分からないという。日本コロムビアレコード発売の赤レーベルという点も、放映中のドラマの設定と重なるため「レアものでは」と妻の陽子さん(61)。

三鷹さんによると「交通事故が多発する中、同社が企画制作して一般販売したレコード」といい、直筆譜を収蔵する福島県の福島市古関裕而記念館では「公募の詩に曲をつけたものではないか」とみる。

三鷹さんは「古関先生にしては珍しいジャンルだが、行進曲は一番得意な分野。収録の時、古関先生が姿勢よく胸を張り、頭を上げて指揮棒を振る姿が格好良かった」と当時を語り、「私はリハーサルはバッチリなのに本番で間違ってしまってねぇ」と歌ってみせながら懐かしんだ。

古関氏が手掛けた県内ゆかりの曲はご当地音頭2曲のみで、長野県は「全国的に最も関係が薄い」(同記念館)というが、三鷹さんは古くから公演で県内をひんぱんに訪れ、自ら作詞作曲、歌唱を手掛けた楽曲を数多く提供もしている。宮越さん宅のレコードを機に古関氏が結んだ信州との再びの縁を喜んでいる。

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