自由に創作や表現 古民家で多世代交流

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「アトリエももも」を運営する女性4人。茅野市内の古民家で絵画や工作、多世代交流を楽しんでもらっている

福祉現場でアート活動をする諏訪地方の女性有志が、創作・表現活動を通して地域の多世代が交流する「アトリエももも」を始めた。茅野市神之原の古民家を借り、月2回のペースで開催。幼児からお年寄りまで幅広い世代が集まり、会場に用意された画材から絵の具やクレヨン、粘土など好きな物を選び、自由に創作を楽しんで笑顔を広げている。メンバーは「表現で交わり、つながる場にしたい」と意欲を見せている。

立ち上げたのは、元美術館学芸員で福祉施設勤務の鈴木真知子さん(50)、芸術療法士の西川直子さん。趣旨に賛同した女性2人がスタッフで加わった。「ももも」は、重い障がいを持つ鈴木さんの次男がよく発する言葉。「話しやすい言葉かなと思う。障がいの有無にかかわらず、老若男女だれもが居やすい、話しやすい場所にしたい」(鈴木さん)との思いを込めた。

10畳間や8畳間、縁側、庭…。窓に貼った透明シートもカンバスになる。参加者は好きな画材、好きな場所で絵を描いたり工作したり。毛糸や裁縫セット、木、石、針金などもある。西川さんは「自分が気になる材料や素材で、その人らしい表現を生み出してもらえれば。私たちはサポート役。一人ひとりが主役になる場です」と話す。

2月から活動を開始。休止を挟んで5月下旬から少人数予約制で再開した。これまでの7回に延べ82人が参加。学校や職場に居づらさを感じている人や、日中1人で過ごす高齢者もおり「居場所としてのニーズの高さも実感している」という。ゆくゆくはいつでも受け入れられる常設のアトリエにしたい考え。課題は資金面で、絵の具や粘土など画材の寄付も呼び掛ける。

6月29日、7月18、25、27日の参加を募集中。参加費は小学生以上1500円、同未満1000円で、ホームページ(「アトリエももも」で検索)からも申し込むことができる。問い合わせは西川さん(電話080・6783・3529)へ。

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