難聴伝える缶バッジ 上伊那要約筆記サークル

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「難聴です」「筆談対応します」などの言葉をあしらった手作りの缶バッジを掲げる上伊那要約筆記サークルまねきネコの会員

伊那市を活動拠点に難聴者や要約筆記者でつくる上伊那要約筆記サークル「まねきネコ」(中村禮子会長)は18日、外見では判断できない難聴者の立場が一目で分かる缶バッジ作りを伊那図書館で行った。参加した会員7人が、「難聴です」「筆談をお願いします」などの文字が入ったバッジを作製。今後、衣服などに着けて活用する。

同サークルによると、難聴者は会話の最初に難聴であることを伝えにくい傾向があり、会話が始まると相手の口の動きを見ながら言葉の意味を理解しようとする。だが、新型コロナウイルス対策でマスクの着用が徹底されると、買い物など外出の場面で相手との円滑なコミュニケーションができない状況が増え、日常生活に支障が出ているという。

同サークルでは難聴者の悩みを和らげようと、缶バッジによる意思表示を考えた。この日は会員がデザインしたラベルを丸く切り抜き、直径5.4センチのブリキ板の上に置いて専用機器で加圧し、バッジに仕上げた。難聴者用の他にも要約筆記者が着ける「筆談対応します」のバッジも作った。

会員で難聴の女性は「デザインがおしゃれでうれしい。服の色に合わせてバッジを着け替えたい」と喜んだ。同じく会員で要約筆記者の米持雅子さん(51)は「こうしたバッジの活用で少しでも難聴者に対する一般の方の理解が進むことを願う。缶バッジは県内全域に普及させたい」と話した。

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