2020年7月3日付

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気象庁が6月11日、「関東甲信地方が梅雨入りしたとみられる」と発表して以降、ぐずついた天気が続いている諏訪地方。コロナ禍もあって心も湿りがちだが、街のあちこちに咲く紫陽花は雨に濡れて一層その美しさを増しているようだ▼もともと紫陽花は日本固有の植物だったという。教科書にも載るシーボルトが日本を訪れたとき、紫陽花に恋人のお滝さんにちなんだ「おたくさ」という名を付けて海外に紹介したのをきっかけに西洋でも親しまれるようになったのだという▼6月の6の付く日、紫陽花を逆さまにつるす魔除けもあるという。自室につるすと金運アップ、トイレにつるすと婦人病にかからないなど、色々な御利益もあるようで、1年間つるした紫陽花は、「ありがとう」の気持ちを込めて海や川へ流すそうだ▼紫陽花は土壌の性質によって色を変える。土壌PHが酸性だと青色に、アルカリ性だと赤色に変化する。火山地帯の日本は弱酸性の土壌が多く、青系や紫系が主流、逆にアルカリ土壌の欧州では赤系が主流だという。美しい青色の紫陽花は、日本だからこそなのかもしれない▼日本での紫陽花の花言葉は「移り気」「浮気」など、西洋では「冷酷」「高慢」などマイナスイメージばかり。花の色が変化することに起因するのだが、最近は小さな花が集まることから「団らん」「家族」といったプラスイメージでも使われているようだ。

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