思い出の着物で日傘 コロナ禍の熱中症対策に

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依頼者から預かった思い出多い着物をリメークして作る日傘

コロナ禍の熱中症対策として注目されている「日傘」。縫製などを手掛けるソーイング岡谷(下諏訪町矢木西、望月清社長)は、家庭に眠る思い出の着物をリメークして和風の日傘に仕立てる事業を新たに始めた。使える形で思い出を手元に残すだけでなく、持つだけで自然と人と人との距離(ソーシャルディスタンス)を保てるおしゃれなアイテムとしても注目を集めそうだ。

同社では、コロナ禍における社会貢献はできないかと考え、培った縫製技術を生かした布製マスクの製造を行ってきた。第2弾としてコロナ対策の一助になればと日傘を考案。熱中症対策だけでなく、形見分けされたものなど着物にこもった思いを形に残してあげることも、事業の狙いの一つだという。

着る機会がなくなり家庭で眠っている着物などを同社に送るか持ち込むと、1~3週間で日傘にして依頼人の元へ届けるシステム。同社では、預かった着物を熟練の職人が丁寧に縫い糸をほどいて生地の状態に戻し、傘の骨に合うよう裁断、縫製し、長傘または折り畳み傘に仕立てる。

着物の素晴らしい色や柄、素材の風合いを生かして作られる日傘。望月社長(62)は「柄をそろえて仕立てるには熟練の技が必要」とし、「手間と時間はかかるが、それぞれの思いに触れながら1本1本丁寧に仕上げる」と話している。

長傘は長さ約81センチ、直径約86センチで、折り畳み傘は長さ約64センチ、直径約80センチ。仕立て料金はいずれも1本2万円(税、送料別)。希望者は電話または専用サイトから注文する。

問い合わせは同社(電話0266・28・6550)ヘ。

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